元楽天ユーキリス、現在はビール醸造所とパブを営み大成功
2018/01/13
Getty Images
ボストン・レッドソックスなどで活躍、2014年には東北楽天ゴールデンイーグルスに所属し、シーズン後に現役を引退したケビン・ユーキリス。現在はカリフォルニア州でビールの醸造所とパブを経営して成功を収めている。12日(日本時間13日)に「サンフランシスコ・クロニクル」がユーキリスへのインタビュー記事を掲載した。
現役引退後に元メジャーリーガーのニック・プントらとともに歴史ある醸造所を買い取って、改装してオープンしたというユーキリス。実は現役時代から自分で美味しいビールを作り、売ることを夢描いていたと語る。試合で遠征に行くと、その土地でしか飲めないビールを味わうことを楽しみにしていたという。
オープンしてから1年後の昨年にはカリフォルニアのビールの品評会で金賞を獲得。醸造所もカリフォルニア州で年間大賞を受賞し、すでに高い評価を受けているという。ユーキリスが他のアスリートと違う点は、自分で醸造所に投資をして、週5日間働き、年間600バレルのビールを製造しているところだ。そこには、自分の知名度を活かして、有名になろうという意図はない。実際にお店に行っても、彼の写真は見つからないという。
一方で、醸造所を買い取るときには地元の人からの反対もあったと語る。「未だに悪口が書かれた手紙をもらいます。でも、現役時代にやっていたように、それを原動力さらに多く働き、前に進むことができます」
選球眼が良いことから「四球のギリシャ神」として呼ばれていたユーキリスだが、現在は自身で「ホップのギリシャ神」と名乗り、ビジネスマンとしての活動を続けている。今後の「第二の人生」にも注目だ。