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新人合同自主トレの意義、アマからプロへの意識改革。球団に求められる的確な判断とは【小宮山悟の眼】

年が明け、プロ野球の新人合同自主トレが始まった。各球団のルーキーたちは、多くの観客や報道陣を前に練習に取り組んでいる。今回は新人合同自主トレの意義について考えたい。

2018/01/22

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新人合同自主トレで感じるプロとアマの違い

 新人合同自主トレは私が現役の頃にも存在したが、現在とはまるで異なる形式だった。当時は1月からチーム管理のもと、支配下選手全員参加で行っていた。村田兆治さんら海外で自主トレをする選手は合流が遅れる場合もあったが、それ以外の選手は1月からキャンプに備え、全員で陸上部のように走ってばかりのトレーニングをこなしながら体をつくっていた。
 
 しかし、選手会と機構側の話し合いで、「オフシーズンの明確化」を理由に12月と1月は強制された練習は行わないなどの決まりができたため、全員参加の自主トレはなくなった。ただ、その年に入団する新人選手は右も左もわからないので、球団が指針を示す意味も含めて、1月中に指導を受ける現在のシステムになった。
 
 アマチュアだった選手たちは、プロがどういうところかわからない。だから新人合同自主トレは、1日でも早くプロの水に慣れるべく、多くを吸収できる機会となっている。観客や報道陣がいる活況のなかで練習することは選手にとってプラスで、キャンプに向けていい経験になる。
 

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