「イチローとは常にそばに…」。中日新助っ人、アルモンテが語る日本球界挑戦の意欲
中日ドラゴンズとの契約が発表されたソイロ・アルモンテとは、どのような選手なのか? ドミニカやキューバなど中南米に精通する記者がウインターリーグ参戦中に話を聞いた。(取材・文:高橋康光)
2018/01/24
Yasumitsu Takahashi
「イチローとは同じ外野手として常に彼のそばにいました」
今や日本球界でも確実な存在感を示しているドミニカ共和国出身の選手たち。今季もウィリン・ロサリオ(阪神)など新たな選手たちが飛び込んでくる。中日入りする外野手ソイロ・アルモンテもその一人だ。
この28歳のスイッチヒッターは、現在開催中のウインターリーグでアギラス・シバエーニャスの主砲としてプレー中だ。そんな来日を間近に控えた彼に話を聞くことができた。
――あなたは、ヤンキース時代(2013、2014年)にはイチロー、黒田博樹、田中将大といった日本人選手とチームメイトとしてプレーしていますね
「ええ、イチローとは同じ外野手として常に彼のそばにいましたよ。色々とアドバイスももらいました」
――日本では、イチロー選手はどこか近寄りがたいイメージがあると思われていますが
「いやいや、彼はよく冗談も言うし、常にリラックスした感じの人ですよ。一方で、クロダはより寡黙で真面目という感じです」
――元々日本でのプレーに興味があったのですか?
「いえ、特別に興味があったというわけではないです。選択肢は他にもありましたが、野球は私にとってビジネスでもありますし、総合的に中日からのオファーが一番だと判断しました」
――では、日本の野球についてどういうイメージを持っていますか?
「レベルが高く、よく練習するという感じですね」
――ここドミニカ・アギラスでのチームメイト、リカルド・ナニータ選手はかつて中日でプレーしていました。彼から何かアドバイスをもらっていますか?
「よく練習するぞということは言われました。そして、何事も時間どおりに事が運び、時間を守ることや、規律が重んじられるとも言っていました」
――そのあたりへのアジャストに不安はないですか?
「いえ特には。それはメジャーリーグでも同じことでしたし」
――日本でのプレーに向けた特別な準備はしているのですか?
「プレーするという意味では、ここでやることと変わりはないと思っているので、日本だからという準備は特にはしていません」
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――自分という選手を一言で表すと?
「常に100%でプレーし、チームのために力を尽くすプレーヤーです」