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【春季キャンプ見どころ・ロッテ】井口監督の手腕に注目、気になる遊撃手争いの行方は

2月1日からプロ野球の春季キャンプが一斉にスタートする。大物ルーキー、新外国人、フリーエージェント(FA)移籍など新加入の選手に注目が集まるが、それぞれのチームがシーズンを勝ち抜くためにポイントはどこか。

2018/01/29

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新生・ロッテ、井口監督は日米融合スタイルか

 昨季、パ・リーグの最下位を独走した千葉ロッテマリーンズだが、戦力が大きく落ちたわけではなかった。開幕から狂った歯車が最後までかみ合わず、ズルズルと沈んだシーズンだった。2016年までは2季続けてクライマックスシリーズ(CS)に進出しており、もともと力はあるチームなのだ。
 
 今季一番の注目は、昨シーズン限りで現役を引退した井口資仁の監督就任だ。2010年の日本一に貢献するなど、いまやロッテの顔になった。だが、スター選手だったからといって、チームが強くなるという保証はどこにもない。井口監督がチームをどうマネジメントするかが重要だ。春季キャンプからどういう舵取りをするのか。
 
 MLB経験のある井口監督は「メジャーのスプリングトレーニングのような効率のいい練習法が理想だ」と語っていたことがある。決まったメニューを全員でやるのではなく、個々で自覚を持たせながら練習に取り組ませるということだ。
 
 一朝一夕でできるようなことではないが、井口監督がメジャーと日本古来のスタイルをいかに融合させた練習メニューをつくるのか注目だ。ロッテの選手は集団意識が強い印象を受けるため、ある程度は個性が生かされる組織になるべきだろう。

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