【春季キャンプ見どころ・楽天】先発ローテ争いはし烈に。左偏重打線の解消へ、右打者の成長に期待
2月1日からプロ野球の春季キャンプが一斉にスタートする。大物ルーキー、新外国人、フリーエージェント(FA)移籍など新加入の選手に注目が集まるが、それぞれのチームがシーズンを勝ち抜くためにポイントはどこか。
2018/01/29
期待の右打者、筆頭はオコエとルーキー岩見
一方の打線は、昨季、茂木栄五郎・ペゲーロの調子次第でチーム状態が上下した。銀次、岡島豪郎、島内宏明など巧打者がいるものの、同じタイプばかりに偏っていたために、相手にいいように扱われた。特に、西武のエース左腕・菊池雄星には8戦8敗を喫する屈辱のシーズンとなった。
それだけに、キャンプでは右打者の成長具合に注目だ。
筆頭格として期待されるのは昨季141打席を経験した高卒3年目になるオコエ瑠偉だ。野球以外で話題に挙がることも多いが、その反面、グラウンドに立ったときの結果へのこだわりは人一倍強い。ボールの飛ぶ角度を意識した独特なスタイルを心掛けるなど、さらなるブレークを予感させる。
もう一人はルーキー・岩見雅紀だ。大学通算21本塁打を放ったスラッガーは、チームに数少ない右の大砲として大きな期待を受けるだろう。左翼を守れるだけに、打線に厚みを与える存在だ。プロのボールにどれほどの対応ができるのか。キャンプ、オープ戦での彼の打棒に注目したい。
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