【春季キャンプ見どころ・ソフトバンク】投手王国、強化ポイントは中継ぎ陣。厚み増したい打撃陣、期待の右打者とは
2月1日からプロ野球の春季キャンプが一斉にスタートする。大物ルーキー、新外国人、フリーエージェント(FA)移籍など新加入の選手に注目が集まるが、それぞれのチームがシーズンを勝ち抜くためにポイントはどこか。
2018/01/29
中継ぎ陣をさらに強化へ
昨季、日本一の福岡ソフトバンクホークスの戦力は充実している。
だが、昨年のシーズンをフルに駆け抜けた代償がやってきてもおかしくない。救援陣の疲れや主力の離脱には対応していかなければいけないし、日本シリーズで露呈した左腕投手へのアレルギーも払しょくしたいところだ。
中継ぎ投手陣の枚数は多いに越したことはない。現在のところ、クローザーはサファテ、セットアッパーを岩嵜翔が務め、森唯斗、五十嵐亮太、嘉弥真新也がリリーバーとして居場所を確立している。彼らに続く中継ぎ陣を強化が望まれる。
昨季登板機会を得た投手陣では、先発も経験した石川柊太、岡本健、飯田優也が挙げられる。2016年のゴールデンルーキー・田中正義にも大きな期待がかかる。
石川は先発投手としての適性もあるが、日本シリーズで2勝を挙げるなど、動じない性格はどの場面でも対応できる。彼が今季の大きな鍵になるかもしれない。田中は入団前から痛めていた右肩の状態が気になるところだ。大学時代のような剛速球を投げられるのであれば、ショートイニングを任せたい。彼本来のストレートなら“和製・サファテ”になり得る。さらに、ルーキー高橋礼もチームにはいないタイプのサブマリン投手として期待したい。