【球界男前列伝〜男が惚れる男たち】三浦大輔インタビュー<前編>横浜一筋25年「後悔なんて全くない」
いつの時代でも、プロ野球のグランドには男前がいる。その姿、そのプレー、その言葉…老若男女を魅了する彼らは、どのような信念を持っているのか。第1回は“ハマの番長”三浦大輔氏に話を聞いた。(取材・文:海老沢純一)
2018/01/29
Kana Yamagishi
「自分にうそをつきたくないっていうのはある」
それでも優勝することはできず、自らの決断に後悔はなかったのか? その問いに対して、三浦氏は「してないですよ。まったくないです」と、即答した。
「もう一回優勝したいと思ってできなかったけど、ずっと苦しい時期が続きましたけど、ベイスターズは良いチームになってきましたもん。良いチームにしたいと思って残りましたし、他球団やアマからベイスターズに入りたいっていうチームになってきましたから。今年、大和選手がFAで来てくれたりもありましたから。ちょっとずつ変わって、良いチームになっただろって思ってますね」
自らが考える、“男前”の条件について、三浦氏は「言動。言ってることとやってることが同じなこと」と答えた。
「子供の頃って、ああいう大人になりたくないなっていう人も見てきましたし、この世界に入ってからも、ああいう人間になりたくないなっていう人も実際いました。そういう風にならないようにしようって。ああいうのやめとこ、かっこ悪いな。それぐらいですよ。言ったことは実行する。自分にうそをつきたくないっていうのはある」
ブレない姿勢。それこそが、三浦大輔が男前であることの理由だった。