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【球界男前列伝~男が惚れる男たち】三浦大輔インタビュー<後編>嫌だった“ハマの番長”。諦めついた「少女の言葉」

いつの時代でも、プロ野球のグランドには男前がいる。その姿、そのプレー、その言葉…老若男女を魅了する彼らは、どのような信念を持っているのか。第1回は“ハマの番長”三浦大輔氏に話を聞いた。(取材・文:海老沢純一)

2018/01/30

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Kana Yamagsihi



「ある程度シルエットだけは変わりたくない」

 受け入れることができたきっかけについては、「小さい女の子に“番長”って呼ばれて諦めがつきました(笑)」と語った。
 
 「あと当時、佐々木主浩さんに“ハマの大魔神”ってニックネームが付いていて、僕が“ハマの番長”。“ハマのなんとか”っていうのは、2人しかいなかった。佐々木さんと俺だけかって。小さい女の子に呼ばれて諦めがつきましたし、じゃあそれを利用しようと。逆にそれでファンに定着すればいいかなって思いましたね」
 
 そんな愛称のきっかけでもあるリーゼントスタイルのモデルとなったのが、歌手の矢沢永吉であることは広く知られている。
 
 「ああいう年の取り方したいなって思いますね。この前、武道館公演に行ったんですけど、68歳でどうやったら矢沢さんのようになれるかなって。自分が68歳になったとき、矢沢さんのような生き方、かっこよさを持った年の取り方をしたいなって思いますね」
 
 現在、三浦大輔氏は44歳。現役を引退してから1年以上が経過しているが、スタイリッシュなシルエットに変わりはない。
 
 「もう40半ばですから。引退すれば、現役のような体は作れないし、維持できない。それでもある程度シルエットだけはそんな変わりたくないですから。今まで持っていた服は着られる範囲内で、維持したいなと思って体を動かしてはいますね」
 
 こういった自己プロデュースによる意識の高さが、“ハマの番長”三浦大輔が愛される要因なのだろう。現役時代も現在でも、男が惚れるかっこよさを持つ三浦氏は、「現場から声がかかるようにしっかり勉強してきたいなとは思っています」と語る。
 
 今後、コーチや監督として再びユニホームに袖を通す時を心待ちにしているファンも多いだろう。

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