「結果が出た駿太!」オリ・坂口とのレギュラー争いはどうなる?【どら増田のオリ熱コラム #20】
オリックスの外野レギュラー争いは、センター残り1枠に絞られた。坂口か駿太か――。
2015/03/25
ベースボールチャンネル編集部
森脇監督の期待も大きい
「結果が出た駿太!」
22日、8回にオープン戦最終打席に立った駿太が、阪神の安藤から低めの球をライト前に運ぶと、実況の大前一樹アナウンサーがこのように力強く叫んだ。
オリックスの外野レギュラー争いは、当初ライトの糸井嘉男は不動で、センターの駿太も当確、残るレフトの座を坂口、川端、ルーキーの小田のうち誰が奪うのか注目されていた。しかし予想以上に内野陣の調子が良く、T-岡田やヘルマンまでがレフトで起用されるようになり、センターのポジションを駿太と今季復活に掛ける坂口の2人で争う形となった。
駿太はキャンプ初日から「1番センターのレギュラー出場」を目標に掲げてきた。キャンプ、練習試合では課題だった打撃も絶好調で、森脇監督もショート安達とともに起用し続けていたが、3月にオープン戦が本格的に始まると打撃不振に。この原因について駿太は「オフに打ち方を増やそうとしていた。引き出しを増やしたがために打てなくなり悩んでいる」とコメントしていた。
そして駿太が打撃不振になるのと比例するかのように坂口や内野陣が調子を上げていったため、14日の広島戦を最後にスタメンから外されてしまう。そのまま広島に残り2軍の試合に出場するも4打数ノーヒット。最後のオープン戦3連戦で再び一軍に合流したが、駿太に与えられた最後のチャンスは、最終戦8回裏の1打席だけだった。10日のヤクルト戦以来となるヒットを打った、この最後の打席を終えた駿太と坂口のオープン戦成績は次の通りだ。
駿太 打率.200(35-7)5打点
坂口 打率.306(36-11)1打点