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打倒安田に燃える香月。一軍生き残りへ大ベテランから学んだ”超一流の姿”【マリーンズキャンプ通信2018#3】

ドラフト1位ルーキー、安田と同じくサードで左打ちの強打者が、今年こそ一軍での飛躍を誓う。プロ4年目の香月一也は、オフの自主トレで大ベテランに弟子入り。そこで多くのことを学んだ。

2018/02/11

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千葉ロッテマリーンズ



横一線の競争で、一軍定着のチャンス

 昨年は一軍19試合に出場をして8安打でプロ初打点を記録した。プロでのキッカケを掴んで迎える4年目は一軍定着を目指すシーズン。自主トレを共にした大先輩からも「一軍は雰囲気に慣れないと結果を出すのは難しい。そういう意味では去年、試合に出て感じた事を今年、生かすことだ。いつだって自分のスイングを心がけろ」とアドバイスを受けた。去年の反省を一軍の舞台で生かすためには今季、新たに入団をしてきたルーキーたちは強力なライバル。一歩ずつここまで来た立場としては意地でも負けたくはない。
 
「去年、一軍の雰囲気というか、どうすれば一軍で生き残っていけるかというのは感じたつもり。後は結果を残すだけ。ホームランバッターではないので与えられたチャンスでしっかりと結果を出したい。ただ、プロ初本塁打を打ちたいという思いはもちろんあります。ヒットの延長としてのホームランを打ちたいです。そして最低でも背番号の数の57試合は出場したい」
 
 井口新監督を迎えてスタートした2018年。春季キャンプでは一、二軍枠が撤廃され、全員にチャンスが与えられた。ベテランも若手も実績も関係ない。キャンプ期間はフラットな目で見られ、全員で競争。だからこそアピールすべく燃える。結果を出して存在感を出すだけではなく、練習の姿勢でも気迫を見せる。いつも室内練習場を後にするのは最後。両手のマメを潰し、振って振って振りまくって気持ちを表している。
 
「下半身を使った打撃でヒットを打つことを心がけています。下半身強化と粘りがこのキャンプの課題。ずっと言われ続けてきたことでもあります」
 
 メディアがスーパールーキーの一挙手一投足に注目する中、ガムシャラな日々を送る背番号「57」。巧みなバットコントロールで広角に打てるシュアな打撃には定評がある。大阪桐蔭高校から2014年ドラフト5位でマリーンズ入り。すでに同期入団選手7人のうち3人はユニフォームを脱いだ。志半ばでプロの世界を去った仲間の分まで一軍の舞台で暴れることを誓う。スーパールーキーに負けじと存在感を見せる日々は続く。

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