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埼玉西武ライオンズ、2015補強診断。栗山2番で破壊力ある打線、課題は控えとの実力差

ベースボールチャンネルでは、2015年プロ野球開幕に向けて、各球団の補強動向を診断していく。日本一という目標に向かって、効果的な補強を行うことができた球団は?第11回は田邊徳雄新監督率いる埼玉西武ライオンズだ。

2015/03/25

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補強面と総合力それぞれの診断結果

補強診断 C
大量5人の新外国人選手の活躍はいかに?
 
 新外国人の郭俊麟とルブランの2人が開幕ローテーション入り。中でも郭俊麟はまだ23歳と若く今後の成長が楽しみ。台湾代表として侍ジャパン相手に好投した実績があり、直球は最速152㎞。郭泰源も背負った12番を背に、ローテの軸に期待される。メジャー通算21勝のルブランは技巧派左腕で、日本野球にいかに早くなじめるか。ドラフト1位高橋光成(前橋育英)はプロ入り後最速152㎞と球速をさらに増しており、当面は2軍で大きく育てる方針。2位外崎修汰(富士大)も開幕2軍となったが、俊足と手堅い内野守備は評価が高い。
 
総合力診断 B-
左右両エースがいない間、打線が奮起できるか
 
 開幕投手に内定していた岸孝之が左脇腹痛で直前に回避。左肘の炎症だった菊池雄星もようやく初実戦という状況で、左右両輪の出遅れは痛い。ただでさえ打高投低の布陣で、2人が本調子になるまで、どれだけ耐えられるか。故障者なくズラリ並んだ打線は、上位球団と比較しても遜色ない顔ぶれ。ただ控えとの実力差が大きく、故障者が続くと層の薄さを露呈する。浅村、中村、メヒアのそろい踏みでクリーンアップががっちり固定できることで大きいのは、選球眼に優れた栗山巧を2番に置けること。毎年4割近い出塁率を残しており、栗山が2番で塁上を賑わし続ければ、得点力は自然と上がっていく。
 
開幕オーダー(ベストオーダーも同じ)
中 秋山
左 栗山
二 浅村
三 中村
一 メヒア
指 坂田
右 木村
捕 炭谷
遊 金子侑
 
開幕ローテーション
1 牧田
2 岡本洋
3 野上
4 十亀
5 郭俊麟
6 ルブラン
抑 高橋朋
 
西武開幕戦オーダー
 
ベストローテーション
1 岸
2 牧田
3 野上
4 菊池
5 十亀
6 郭俊麟
抑 高橋朋
 
西武開幕戦ベストオーダー
 
 
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