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腐っても怪物。松坂の復活望む”米国の大物”の言葉。ともに築いた栄光は「貴重な財産」

中日ドラゴンズの松坂大輔投手は26日、約11カ月ぶりに実戦復帰した。球速は140キロ台を記録、1イニング3者凡退の好投をみせた。

2018/02/27

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「ダイスケならできる」

 今度こそ怪物の復活を信じたい。中日ドラゴンズ・松坂大輔投手が26日、韓国・ハンファとの練習試合(北谷)でマウンドに立った。最初の右打者、そして続く左打者から連続三振。最後の左打者は直球で詰まらせ、遊飛に仕留めた。約11カ月ぶりの実戦登板だったが、不安を感じさせない投球内容で見守った中日関係者たちを安堵させたという。
 
 世の中の松坂に対する関心は今も高い。この日の快投を見聞きしても半信半疑の人は確かに大勢いる。ただし1つ言い切れるのは皆、結局のところ松坂の一挙一動が気になって仕方がないのだ。やはり「腐っても怪物」なのである。
 
 一昨年、海の向こうで松坂のことを気にかけている人物と話をする機会に恵まれた。シカゴ・カブスでベースボールオペレーション担当球団社長(編成本部長)の役職に就くセオ・エプスタイン氏だ。
 
 個人的にインタビューを申し込んだわけではなく、たまたま別件の取材でその場に居合わせた状況だ。こちらが声をかけて「松坂のボストン・レッドソックス時代」のことを口にすると、彼が笑顔を浮かべて当時について語った姿を思い出す。ちなみに同氏はボストンで2011年までGM職を務めていた。
 
 「ダイスケは人間的にもすばらしい人物だった。彼と仕事ができたことは私にとっても貴重な財産だ。日本に戻ったことは知っているよ。いつも彼のことは気にしている。その選択が最良の道であったことを証明してほしい。再び輝かしい日々を過ごすことを願っているよ。ダイスケならば、必ずできるはずだ」

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