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東北楽天ゴールデンイーグルス、2015補強診断。日替わり布陣で問われる大久保新監督の手腕。一新した外国人の働きもカギを握る

ベースボールチャンネルでは、2015年プロ野球開幕に向けて、各球団の補強動向を診断していく。日本一という目標に向かって、効果的な補強を行うことができた球団は?最終回は大久保博元新監督率いる東北楽天ゴールデンイーグルスだ。

2015/03/26

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補強面と総合力それぞれの診断結果

補強評価 B-
実績十分の4番の補強で軸ができるも、守護神の離脱は痛い

 松井裕がオープン戦で高い適性を示したとはいえ、ミコライオの離脱はやはり痛い。最悪戻ってこないことも想定しなければならない。契約、合流が遅れたペーニャは開幕4番にメドが立った。サンチェスはマーリンズ時代の10、11年には2年連続19本塁打の大砲で、実績は十分。広角に打てるタイプで、日本野球への対応も早そう。昨年ヤンキースで田中の同僚だったウィーラーは、内外野どこでもこなすユーティリティー性が貴重な存在だ。新人ではドラフト5位入野貴大(四国IL徳島)が開幕ローテーション入り。1位安楽智大(済美高)は2軍でじっくり育成する方針。

総合力評価 C
先発2番手以降が確立できるか?

 開幕ローテーション争いが直前までし烈を極めたが、逆に開幕投手の則本昂大以外はどんぐりの背比べとも言える。2番手以降が確立されないと、早々にペナント争いから脱落しかねない。実績のある辛島航、美馬学、塩見貴洋あたりが脇を固められるか。野手は松井稼頭央を外野へコンバートし、ウィーラーも内外野こなせる。布陣は日替わりとなる可能性が高く、大久保監督の手腕と、状態を見極める目が問われる。19歳で守護神を務める松井裕は、高い奪三振能力がハマりそうな印象。抑えが固まれば、エース則本とのタッグで大型連敗を避けられるだけに、チームの命運を握る存在と言える。

開幕オーダー(ベストオーダーも同じ)
中 聖沢
左 ウィーラー
三 銀次
指 ペーニャ
一 サンチェス
右 松井稼
遊 後藤
捕 嶋
二 藤田

開幕ローテーション
1 則本
2 辛島
3 横山
4 美馬
5 塩見
6 入野
抑 松井裕

楽天開幕戦オーダー

ベストローテーション
1 則本
2 辛島
3 横山
4 美馬
5 塩見
6 入野
抑 ミコライオ

楽天開幕戦ベストオーダー

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