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オープン戦成績がシーズンに及ぼす影響は? 勝負は最後の1週間【小宮山悟の眼】

プロ野球の開幕まで1カ月を切り、オープン戦が本格化してきた。今回はオープン戦の成績がシーズンに与える影響を考えたい。

2018/03/08

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ベテランは調整、若手はサバイバル

 プロ野球のオープン戦がようやく始まった。
 
 レギュラークラスの選手はシーズンへの調整を進め、若い選手たちは少ない椅子を巡ってサバイバルに挑む。毎年のことだが、オープン戦の成績がシーズンに直結するとは限らない。開幕前にある程度の結果は求められるが、必ずしもシーズンに反映されず、見ている側としてはジレンマを感じる人もいるのではないか。
 
 実際、競争とはいうものの、それほど枠が空いているわけではない。メジャーリーグのようにロースターがないので、そこまでシビアではないが、結果を残しても1軍に上がれないのがこの世界のさがだ。
 
 通常、各チームは12月の段階である程度の青写真は描いている。そこに、楽しみな選手にプラスアルファの期待をかけるという意味で、若手にオープン戦序盤のチャンスが与えられる。つまり強化指定選手たちの出場機会の場と言える。
 
 一方、レギュラーを約束された選手にとってオープン戦は調整の場となる。成績の良し悪しではなく、自分のパフォーマンスをシーズンまでにどう上げていくかが課題だ。序盤のころに打者が2打席程度で交代するのは、そういう理由からだ。そのため、オープン戦序盤は若い選手が中心となる試合が多い。

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