NPBはMLBよりなぜ長い? 試合時間短縮は、若者離れを食い止める有効策に
MLBは今季新コミッショナーの元で具体的な試合時間短縮に乗り出す。そこにある狙いとは何か。この動きは、野球をオリンピック競技に復活させるためにも、大きな意味を持つのではないだろうか。NPBにもこれまで以上に、時短への取り組みが期待される。
2015/03/28
具体的なMLBの時短の取り組み
今シーズンのMLBの具体的な取り組みについて書いておきたい。
①バッターは片足をバッターボックスに残さなくてはいけない。
②イニング間とピッチャー交代の間の時間を測るために、外野のスコアボードの横とホームプレートの後ろの2カ所にタイマーが設置される。タイマーにはスリーアウトになった瞬間に、ローカル放送される試合は2分25秒、全国放送される試合は2分45秒が表示され、時計が進む。
40秒前 場内アナウンスはバッターの名前をコールし、選手の音楽をかける
30秒前 ピッチャーは投球練習を終了する
25秒前 バッターの音楽は終了する
20秒前~5秒前 バッターはバッターボックスに入る
20秒前~ゼロ秒 ピッチャーは投球動作を開始する
③ピッチャーはタイマーの残り30秒までいくらでも投球練習できる。
④バッターはタイマーが残り20秒になるまでにバッターバックスに入るようにする。
野球をより良質なコンテンツ、エンターテインメントとしていくためにも、球界全体として時短に取り組んでもらいたい。また、野球をオリンピック競技に復活させるためにも、時短は大きな意味を持つだろう。
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