埼玉西武ライオンズ・牧田が自身初の開幕投手で7回5安打無失点の快投!
3月27日(金)、2015年プロ野球が開幕。ライオンズのエース岸が左脇腹炎症で開幕戦登板回避の緊急事態も、牧田がその代役をきっちりと果たした。
2015/03/28
速球で攻めた牧田のピッチング
3月27日(金)、待ちに待ったプロ野球シーズンが開幕。西武プリンスドームで行われた埼玉西武ライオンズ対オリックス・バファローズは、熾烈な投手戦の末、ライオンズが少ないチャンスをものにし、1-0で勝利した。
ライオンズの先発は、自身初めての開幕投手となる牧田。開幕投手に指名されていた岸がオープン戦で左脇腹を痛め登板回避。オープン戦最終登板の22日から中4日で急遽大役が回ってきた。
その立ち上がり、オリックス先頭の平野にライト前ヒットを打たれ、続く安達の送りバントで早くも1死2塁で先制のピンチを招く。しかし、後続を落ち着いて打ち取り初回を無失点に抑える。
牧田は、2回以降もオリックス打線にチャンスを作らせない。昨年は変化球主体のピッチングが目立っていたが、この日は速球主体に終始攻めのピッチングを見せる。
5回まで2安打でオリックス打線を抑え込んでいた牧田だが、6回に1死から3番糸井にライト前ヒット、4番中島にレフト線を破るツーベースヒットを打たれ1死2・3塁のピンチとなる。西武プリンスドームの流れがオリックスに傾きかけるも、続くブランコはバットを折らせる力投でショートフライに打ち取り2死。そして、T-岡田のきわどいファーストゴロをメヒアがうまくさばき、牧田がベースカバーに入り間一髪でアウト。最大のピンチを切り抜けた。
その裏のライオンズの攻撃は、先頭の秋山に打順が戻る。秋山は初球の外角高めの速球を逆方向に打ち返し1打席目に続くレフトオーバーのツーベースヒットで一気に得点圏へ。ピンチのあとにやってきた最大のチャンスで、続くキャプテン栗山のライトフライで秋山は3塁へ。浅村は三振に倒れるが、中村の四球で2死1・3塁とさらにチャンスが続く。そしてメヒアがライト前タイムリーヒットを放ち、待望の先制点。今季チーム初得点となった。