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ドラゴンズ、悪夢の開幕2試合サヨナラ負け ファンが寄せる“勝負師”谷繁監督への期待

開幕2試合連続のサヨナラ負け。この2試合で谷繁監督は野手の起用に関しては“静”の采配だった。前評判では最下位予想も多かったドラゴンズ。ファンは、“勝負師”谷繁監督の采配に期待している。

2015/03/29

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気がかりな、1点差ゲームの弱さ

谷繁監督は「動かない」監督だ。
「無理な世代交代はチームを壊す」という考え方を公言し、信頼できるレギュラーやスタメンも一度決めたらなかなか動かさない。
昨年8月、7勝20敗という不名誉な記録を作ったが、それでもスタメンを大幅に変えることはなかった。「師」である落合監督の戦術を受け継いでいる部分も大きいのだろう。
 
開幕第2戦も、やはり1戦と同じスタメンだった。しかし、荒木、藤井、松井雅が打線を寸断してしまい、点を取ることができない。
結局、延長10回まで無得点が続き、救援陣が踏ん張りきれずに自滅した。
競り負けた1戦目に比べると、いかにも打線の弱さが如実に現れた第2戦だった。
 
大事な勝負のポイントで、勝負手を打てるか。
 
以前と違ってロースコアゲームでも「勝てそうだ」と思えなくなったのは、ドラゴンズの1点差ゲームの弱さに如実に現れている。
2014年は17勝19敗のリーグ最下位だった。
 
つまり、谷繁中日は、「勝負弱い」チームということになる。
それじゃダメだ。
ドラゴンズには勝負強いチームでいてもらいたい。
谷繁監督には、勝負師でいてもらいたい。
 
ビジネス書を読むと、多くの優れた経営者が「リーダーの最大の役目は“変革”だ」と語っている。
現在行われている「将棋電王戦FINAL」で強敵コンピューターに勝利した永瀬拓矢六段は「生き残る者は、変化できる者だけだ」と語った。
動かない、変わらないことが良いことではない。逆だ。
大きなことも、小さなことも、常に良い方向に変えていかなければならない。
原巨人は3連覇している現在でも、徹底的にチーム改造に乗り出している。
谷繁監督とドラゴンズには、変革を遂げながら、勝利をもぎとってほしい。
 
ファンは期待している。
 
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