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西武・栗山が連日逆転の立役者。今季1号3ランで見せた勝負強さ、指揮官も太鼓判

2018/04/21

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 埼玉西武ライオンズが21日、本拠地メットライフドームで千葉ロッテマリーンズと対戦し、9-3で勝利した。ロッテ相手に2試合連続で逆転勝ちを果たした。
 
 連日、勝利の立役者となったのは栗山巧外野手だ。
 
 前日の試合では、2点を追う8回に代打で出場し勝ち越しの適時打を放った。この日は「7番・指名打者(DH)」で先発出場し、その勝負強さを発揮した。
 
 2点を追う4回2死一二塁、ロッテ先発・酒居の4球目のストレートを捉え、右翼スタンドに運んだ。今季1号は値千金の逆転3ランとなり、栗山は「詰まり気味だったんで、あんな飛ぶとは思わなかった。打ててよかった」と振り返る。
 
 代打でも先発でも調整の姿勢に変わりはないと語る栗山。「思い切っていこう」という気持ちで打席に入ったといい、「自分の一つのプレーが勝ちにつながるのはこれ以上ないこと」と充実した様子だった。
 
 西武は、18日の北海道日本ハムファイターズ戦で8点差を逆転、20日のロッテ戦は8回に一挙6点で試合をひっくり返した。連日の逆転劇に栗山は「ビハインドでもランナーをためて、1点ずつ返していけばいけそうな雰囲気がある」とベンチの様子を語る。
 
 この日も4回の攻撃を機に打線が波に乗った。5回には浅村、山川に連続本塁打が飛び出し、10安打9得点と快勝した。西武は球団新記録となる本拠地8連勝を飾り、貯金を「10」とした。
 
 辻発彦監督は「なかなか先取点がとれないけど、粘っていけばと思っていた」と試合を振り返る。ここぞで飛び出したベテランの1本に「栗山の一発は大きかった。しっかり準備して状況判断できる勝負強いバッター」とほおを緩めた。



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