西武・榎田、4勝目で連敗ストップ 光る制球力とリズムの良さ、指揮官「若手の手本に」
2018/05/13
埼玉西武ライオンズの榎田大樹投手が13日、本拠地メットライフドームで千葉ロッテマリーンズ戦に先発登板。7回106球を投げ、4安打6奪三振2四球無失点の好投で4勝目を挙げた。
チーム4連敗で迎えた今季4度目の先発。「連敗はあんまり意識しなかった」という左腕は、安定感抜群の制球とテンポの良い投球が光った。
同一カードの先の2戦では、いずれも2回に大量失点して悪い流れを生んだ。榎田は「立ち上がりと2回はしっかりいこうという気持ちでいました」と登板前の心境を語った。
初回を三者凡退に取る好スタート。4点の援護をもらった後の2回と3回は走者を出しながらも要所を見逃し三振に取った。4回には4番・角中の投ゴロを冷静にさばくフィールディングを見せるなど、7回まで終始、落ち着いた投球だった。
6奪三振については「キャッチャーのリードに応えて投げられた結果」と話し、「序盤は良かったけど、後半はコントロールがばらついた」と振り返った。
辻発彦監督は「コントロールもリズムもいい。野手も攻撃にすんなり入れる」と信頼を口にする。さらに「けん制もうまいし、守備もうまい。145キロ、150キロ投げなくても抑えられるというのは、若い投手の手本になる」と評価した。