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プロ2年目、種市篤暉の誓い「地元開催、フレッシュオールスターに出る」。急成長の陰に大先輩の存在【マリーンズ浦和ファーム通信#44】

マリーンズにまた一人期待の若手選手が現れた。プロ入り2年目の種市篤暉だ。進化を遂げる19歳は、現在7月に地元・青森で開催されるフレッシュオールスターの出場を見据える。

2018/05/28

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千葉ロッテマリーンズ



自ら大先輩の元へ

 プロ入り2年目の若者が二軍で急成長を続けている。種市篤暉投手、19歳。自慢の速球は150キロを計測。1年目の昨年を体作りに充てて迎えた今シーズン。剛速球にフォーク、スライダー、カーブを織り交ぜ打者を翻弄する姿に大きな希望が垣間見える。
 
「体重は1年目から比べると7キロぐらい増えました。とにかく食べましたね。お昼も40分ぐらいかけてしっかりと食べた。体が大きくなっていくのに合わせてスピードアップをしているのも感じています。150キロ出るようになったのは自分でもビックリしています」
 
 まだ19歳の若者はそう言って目を輝かせる。体重はもちろん体の各パーツもスケールアップしている。胸囲は97センチから101センチに。臀囲も102センチから106センチ。大腿囲が60センチから62センチ。胴囲は82センチから86センチと各部位で確実なパワーアップに成功した。
 
 大きなキッカケもあった。今年2月、一、二軍合同で行われた石垣島での春季キャンプ。練習中に勇気を振り絞って大先輩に話しかけた。ルーキーイヤーの2014年から3年連続二桁勝利を挙げたエース格の石川歩投手。憧れの大先輩だ。
 
「WBCで日本代表にも選ばれた方で、色々な引出しを持ってらっしゃる方という印象がありました。だから、他の選手と雑談をしているタイミングを見つけて、自分から話しかけました。いろいろと教えてもらいました。とても刺激的でした」
 
 大先輩は懇切丁寧にいろいろな事を教えてくれた。練習方法、肘の使い方、体重移動の意識。そのすべてが新鮮であり、刺激だった。中でも驚きだったのが足裏の使い方だ。左足を突き上げ、投げ込む時の軸足となる右足裏の意識。それは今まで考えた事もない発見だった。

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