オリックス本拠地開幕3連敗も、史上最高の観客動員を達成【どら増田のオリ熱コラム#25】
2015/04/06
10万人をこえる観客を動員
西武プリンスドームでの開幕に続いて京セラドームでの本拠地開幕も3連敗を喫し、2日のソフトバンク戦から目下4連敗中のオリックス。
昨年末の大型補強を見てもわかるように、球団が今季に掛ける思いは強い。その思いはファンもしっかりと共有できている。西プリの開幕3連戦はライトスタンドに「こんなにオリックスファンがいたのか?」と目を疑うくらいの人が溢れていた。
そんな開幕シリーズで3連敗、続く福岡でも宿敵ソフトバンク相手に負け越したことで、球団によれば、FC先行販売など販売当初は好調だった前売り券の売り上げに陰りが見え、本拠地開幕3連戦の動員が心配されていた。チームが不調とはいえ、奮い立たせる上でも球団は総力を挙げて開幕3連戦を超満員にする企業努力を仕掛けてきた。
その結果、オリックス開幕3連戦(対日本ハム戦)の観客動員数は以下の通りだ。
4月3日 34,343人
4月4日 35,550人
4月5日 36,098人
と計105,991人の動員を記録した。
過去最高記録は、2006年 セパ交流戦 対阪神だった。この時は、
6月16日 スカイマーク33,585人
6月17日 京セラ34,932人
6月18日 京セラ35,904人
の計104,421人だったため、今回の本拠地開幕3連戦が1570人上回り実数発表以降、3連戦史上最多の動員記録を更新したことになる。
特筆すべき点は前回記録を達成したのが阪神との関西ダービーだったこと。当時はかなりの数の阪神ファンがオリックス側(一塁側)にも”侵食”していた時代。阪神ファンが動員記録に貢献したと見られても仕方ない。しかし今回の相手は日本ハム。レフト(三塁側)外野上段席に日本ハムファンが陣取っていたが、来場者に配布されたマフラーを掲げたり振り回す場面では、三塁側も大多数の観客が掲げたり振り回して応援していたので、今回の超満員記録はオリックスファンの力で達成したと言ってもいいだろう。