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オリックス本拠地開幕3連敗も、史上最高の観客動員を達成【どら増田のオリ熱コラム#25】

2015/04/06

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野球ファンに”優しい球場作り”を目指す

「さらに、ひとつになろう。」

 昨年からオリックスは『Bs sprits』という象徴を掲げ、チームやファンがひとつになれるような試みを沢山仕掛けてきた。今季はその動きをさらに加速させている。分かりやすく言うと「優しい球場作り」をすることで、初めて観戦しに来たファンでも、友達に誘われて来た他球団のファンにも親しみやすい雰囲気をしっかりと作り上げつつある。

 球団のオフィシャルショップ「Bs SHOP」ではスタッフが誰に対しても笑顔で神対応をしてくれるし、気軽に商品の相談に乗っている姿が頻繁に見受けられた。これはベイスターズ(横浜スタジアム)でも見られる光景だ。
 球場に入れば、ミニ日程表サイズの応援歌の歌詞集が配布。今までは同じく無料配布されている大判のフリーペーパー『Bs TIME』の中に掲載されていたものだが、このミニサイズは大好評で、内野からもこれを見ながら応援歌を歌うファンが多かった。

 またオフィシャルダンス&ヴォーカルユニット”Bs Girls”のメンバーを回の狭間で巧みにビジョンに登場させ、グッズや飲食物のオススメはもちろん販売場所までを親切に紹介してくれるのも、京セラドームのオリックス戦に初めて来たファンには有りがたいサービスである。またラッキー7では内野の通路にスタッフを配置しラッキー7で流れる球団歌『SKY』をファンと一緒に盛り上げてくれるのも、球場全体を”ひとつ”にする役目を果たしているように思う。

 4月29日に開催される「Bsオリ姫デー」を始め、オリックス球団の新規ファン獲得に向けた戦略は非常に興味深い。本拠地開幕3連戦を終えた時点でチームは1勝8敗と全く球団やファンの期待に応えられていないのが、残念なところ。超満員の京セラドームで勝って行かなければ当然ファンが増えることはなく、再び閑古鳥が鳴いている時代に逆戻りしてしまうだろう。

 勝利を超えるファンサービスはないだけに、チームのこれからの巻き返しと奮起と球団のさらなる企業努力に期待したい。

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