西武・今井達也がプロ初先発初勝利 球団高卒ドラ1では99年の松坂以来
2018/06/13
埼玉西武ライオンズの2年目・今井達也投手が13日、東京ヤクルトスワローズ戦(メットライフドーム)にプロ初先発し、初勝利を飾った。球団の高卒ドラフト1位の初先発初勝利は、1999年の松坂大輔投手(現中日ドラゴンズ)以来、19年ぶりとなった。
今井は作新学院高(栃木)のエースとして2016年夏の甲子園で優勝し、同年にドラフト1位指名を受けて西武に入団した。1年目の1軍登板はなく、今年は1月に未成年ながら喫煙が発覚。4月まで試合出場とユニホーム着用が禁止されていた。5月から2軍で4試合に登板し、2勝1敗、防御率2.52の成績を残し、1軍デビューをつかんだ。
初回、先頭の荒木を三振に取ると、続く青木を右飛、川端を遊ゴロに抑える無失点の立ち上がり。150キロを超える直球にスライダー、チェンジアップを織り交ぜ、序盤から落ち着いた投球を見せた。
2回は三者凡退。3回は西浦に二塁打を許すと、失策などが絡み1失点。4回は走者を背負いながら無失点で切り抜けた。
外崎、メヒアの本塁打で2点の援護をもらった5回、味方の好守にも助けられスコアボードにゼロを刻むと、6回も無失点でマウンドを降りた。今井は6回112球を投げ、5安打6奪三振2四球1失点の内容だった。
試合は6回裏、西武が栗山と岡田、源田の安打、4四球などで4点を追加。救援陣はリードを守り切り、7―4で勝利した。