昨年までと何が違う? 横浜DeNAベイスターズ、好スタートの要因
横浜DeNAベイスターズが8日の阪神タイガース戦に勝利し、3連勝で首位タイに躍り出た。覚醒しつつある四番筒香を筆頭に、選手がそれぞれの役割を果たしながら勝ち星を積み重ねている。
2015/04/09
ベースボールチャンネル編集部
開幕戦から見せた「四番筒香」の存在感
8日時点でリーグトップのチーム打率.281と好調な打線を支えているのは、キャプテンで四番の筒香である。
昨年、打率.300、ホームラン22本、77打点でチームトップの成績を残した若き主砲に開幕前から大きな期待がかかっていた。「キャプテンになるのはまだ早い」という声もあったが、開幕戦の巨人戦初戦でチームは負けはしたものの、5回の特大アーチで自らその声をかき消した。
理想の四番像を「ホームランを打つというよりも、タイムリーです。確実性があるバッター。そしてみんながここ一発が欲しいというときに打てるバッターです」と話すように、8日時点でリーグトップの本塁打3、長打率.615をはじめ、打率.359、打点10はリーグ2位と有言実行でチームを引っ張っている。
さらに打点1位はバルディリスの11点とここでも打線の強さを感じる。
中畑監督は開幕前に「選手交代など今年は同情することなく、シビアにいくつもり。今年はあくまで勝負にこだわる」と宣言をしていた。その言葉の通り、関根と桑原のセンターレギュラー争いをはじめ、二遊間のルーキー倉本と山下が開幕一軍をつかむなど、若手の台頭と熾烈なポジション争いが続いている。
「今年のほうが割り切れるぶん、判断しやすいかもしれない。それでダメだったら自分の腹を切るしかない。毎年その覚悟ではいるんだけど、今年はより強い気持ちで挑む1年になると思う」(中畑監督)
覚悟を決めた指揮官と悲願の優勝へ、気を抜くことなく首位をがっちり固めていく。
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