【6月月間MVP】セはヤクルト・小川&青木。パはロッテが21年ぶり投打同時受賞、ボルシンガー&角中が初選出
2018/07/10
日本野球機構は10日、6月度の「日本生命月間MVP」を発表した。セ・リーグは東京ヤクルトスワローズの小川泰弘投手が2度目、青木宣親外野手が4度目の受賞、パ・リーグは千葉ロッテマリーンズのマイク・ボルシンガー投手、角中勝也外野手がいずれも初受賞となった。
プロ野球セ・パ交流戦を制したヤクルトが投打で選出された。小川は、6年8月度以来2度目の受賞となった。6月は4試合に登板し、3勝0敗。いずれの試合も6回以上を投げ、2失点以下と安定した投球を見せていた。リーグトップの月間防御率でチームを月間首位(15勝8敗)に導く活躍だった。
青木は2010年9月度以来4度目の受賞。6月の全23試合に出場し、打率.388、33安打、22打点、得点圏打率.600でリーグトップ(打点はトップタイ)の成績で、出塁なしで終わった試合は1試合のみ。6月14日の埼玉西武ライオンズ戦(メットライフドーム)では初回先頭打者ランニングホームラン(史上9人目)を放つなど、チームの勝利に大きく貢献した。
パ・リーグはロッテ勢が投打ともに初選出となった。ボルシンガー投手は6月、5試合に先発登板し、リーグトップの5勝をマーク。完投2、投球回35もリーグトップだった。6月15日の読売ジャイアンツ戦では、来日初の完封勝利をマークするなど好投。来日1年目で初めての月間MVPを獲得した。
角中は4番打者として6月全22試合に先発出場し、打率がリーグトップ、出塁率がリーグ2位、32安打がリーグ2位タイだった。21試合で出塁し、複数安打が8試合、4本の先制打(すべて初回)、1本の勝ち越し打を放った。入団12年目で初の月間MVP獲得。
千葉ロッテの月間MVP投手部門・打者部門同時受賞は、1997年4月度以来、21年ぶり4度目となった。