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フレッシュオールスターの顔ぶれに見る傾向。“フライボール革命”の波、長打求められる逸材たち【小宮山悟の眼】

「プロ野球フレッシュオールスターゲーム2018」が12日、弘前市運動公園はるか夢球場(青森県)で開催される。出場メンバーには、今季ドラフト1・2位の入団選手や開催地の出身選手などが名を連ねている。

2018/07/11

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将来のスター選手が集う1戦

 フレッシュオールスターに出場する選手が発表された。日ごろ、ファームの試合までくまなく見ているわけではないが、アマチュア時代のパフォーマンスを思い出しながら見てみたいと考えている。
 
 フレッシュオールスターゲームは、プロ野球のファームリーグのオールスターゲーム。つまり、将来のスター選手たちが集う1戦となる。今回、出場する選手の中には、1軍のオールスターに出たいと思っていた選手もいただろう。しかし、この場に選ばれることも非常に重要で、どれだけアピールできるかも今後の活躍のチャンスとなる。
 
 私もプロ1年目にフレッシュオールスターゲームに出場した。当時は「ジュニアオールスターゲーム」と呼んだが、どういう風に振る舞っていいか分からずバタバタしていたと記憶している。1軍のオールスターに選ばれる可能性もあり、ぎりぎりの選出だった。かつては、いまほど早くメンバー発表されるわけではなく、追加招集という形だったと思う。
 
 そのときは、石井浩郎さんなど1軍のオールスターから漏れた選手がいて、試合の雰囲気はレギュラーシーズンを戦っているようなものだった。俺らは「上にいなきゃいけないだろう」と言われ覚えがある。
 
 何より申し訳なかったのは、フレッシュオールスターまで2軍の試合に一度も出ていなかったことだ。ファームの試合を一度も経験していないのに、オールスターと呼ばれる若い選手たちとのプレーはやりにくかった。本当は出場する予定だった選手もいたんじゃないかというのも感じていた。

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