餃子、オリジナルビール……DeNAが目指す、ハマスタグルメ改革
横浜DeNAベイスターズとなってから、球団はオリジナルグルメの開発・販売に力を注いできた。今シーズンから発売している『ベイ餃子』は好評、球団オリジナル醸造ビールも充実している。オリジナルグルメ開発の背景に、球団のどのような思いが込められているのだろうか。担当者に話を聞いた。
2018/07/25
横浜DeNAベイスターズ
ビールに加えて、レモンサワーが追加
過去、横浜スタジアム名物として球団オリジナルホットドック『ベイスターズ・ドッグ』、から揚げ『ベイカラ』、メンチカツ『ベイメンチ』などが発売されてきたが、『ベイ餃子』しかり、よく冷えたビールとの相性がぴったりのフードが基本線にある。
ビールといえばDeNAは2015年に販売した『ベイスターズ・エール』を皮切りに『ベイスターズ・ラガー』などプロ野球界初となる球団オリジナル醸造ビールを提供している。大手メーカーの定番ビールと異なるオリジナルのクラフトビールは好評を博しており、今シーズンは“シーズン・リミテッド”と称し、横浜スタジアム内で『ベイスターズ・アンバーラガー』など、新たに複数種のビールが販売されている。一般的なエールとラガーだけにとどまらず、新たなビールを提供することについて浦田さんは次のように述べる。
「クラフトビールにはいろいろな銘柄があり、その日の気分によって飲みたい銘柄があるといったことを知ってもらいたいという気持ちもありますし、これを機にクラフトビールを好きになってもらい、横浜スタジアムに来た際の一つの楽しみにしてもらいたいという思いもあります」
一方で「ビールが苦手」という人も当然おり、そういった来場者のことも忘れてはない。今シーズンから横浜スタジアムでは、レモンを丸ごと1個使った球団オリジナルのアルコール飲料『レモンサワー』が発売されている。
「レモンの風味がダイレクトに伝わることはもちろん、飲食店で使われている焼酎よりもドライな物を使い、さらにシロップで甘みを出し後味をスッキリとさせています。ビールが苦手な方はもちろん、ビールのあとの2杯目、3杯目にぜひ飲んで欲しいなと思い作りました」