パは、金刃憲人(楽天)、セはホセ・ロペス(DeNA) 【BBC編集部が選ぶ、NPB週間MVP第2週(4/6-4/12)】
日々データ系のコラムを配信しているベースボールチャンネルでは、今季開幕から毎週セ・パ両リーグ、投打のMVPを独自にあげていく。数値からはすべてとは言えないが、現在のチーム状況が見えてくる。また今後の展望にも、ぜひ参考にしていただければうれしい。原則として月曜日に発表する。2カード6試合ごとで今回は、4月6日から12日までの集計とする。
2015/04/13
好調の先発陣に勝ち星がつかず
今度は投手陣だ。
PR(Pitching Run)順。リーグの平均防御率よりどれだけ傑出しているかを見る指標となる。
野手同様にパリーグから見てみる。
先週は9回を零封した投手が3人も出たが、いずれも勝ち星はなかった。4月7日、8日の楽天対ソフトバンク戦は、2日とも9回まで0ー0、7日はそのまま延長12回引き分け、8日は10回に楽天がサヨナラ打。
先発して9回まで無失点に抑えた3投手が上位に並んでいるのだ。現在の極端な投高、貧打を象徴している。
セーブはロッテの西野が1位。ホールドは楽天の金刃、福山、ロッテの松永が3。金刃は他に1勝、4度の登板全てで勝利に貢献した。
日本ハムの大谷翔平は2週連続奪三振王に輝いている。
トミー・ジョン手術を受けた中日・吉見が復活
セリーグはどうだっただろうか。
中日の大野雄大が完封勝利。他に7回零封の投手が3人。トミー・ジョン手術明けの中日吉見の復調が目覚ましい。
救援投手はDeNAの山崎、ヤクルトのバーネット、広島のヒースが2セーブ。DeNAの田中が3ホールド。
奪三振はヤクルトの石山が8。
パリーグの先発投手MVPは9回零封した投手のうち、被安打が2と最小の楽天・塩見とする。救援投手は4試合無失点で、1勝3ホールドの楽天・金刃だ。
セリーグの先発投手MVPは、完封勝利の中日・大野。救援投手は3ホールドのDeNA・田中。
今週のパリーグの投打の総合MVPは、重要な局面で好投した楽天・金刃。
セリーグは、圧倒的な打力でチームを勝利に導いた、DeNA・ロペスとしたい。
ベースボールチャンネルのフェイスブックはこちら→
ベースボールチャンネルのツイッターはこちら→