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【データで選出7月月間MVP】4戦連続弾のヤクルト・山田哲が野手トップ。投手は広島・ジョンソンが長打リスク少なく最高の貢献

2018/08/07

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広島の首位独走に貢献した外国人左腕コンビ。防御率5~6点台の投手もランクイン

 投手の評価も質と量両面でどれだけ貢献したかから求める。質は「奪三振」、「与四死球」、「被本塁打」、「ゴロかフライかライナーかといった打たれた打球の種別」、量は「投球回」によって決まり、そこから同じイニングを投げた平均的な投手と比較しどれだけ多くの失点を防いだかを算出する。
 

 
 パ・リーグはブランドン・ディクソン(オリックス)、セ・リーグはクリス・ジョンソン(広島)がそれぞれ最高の貢献を記録した。ともにゴロを打たせる能力には定評があったが、7月はそれに加え奪三振面でも高い貢献を見せた。三振が多いためそもそも打球が発生するケースが少なく、また発生してもゴロになることが多いため長打のリスクが非常に小さい投球ができていたようだ。
 
 この2人をはるかにしのぐ奪三振割合を記録したのがヘロニモ・フランスア(広島)だ。リーグ平均が20%弱となるこの指標で44.7%を記録。平均的な投手の倍以上のペースで三振を奪い続けた。ただ投球の質で圧倒的なものを見せたフランスアだが、救援投手であるため投球回が12と伸びず、量の部分でジョンソンに及ばなかった。
 
 武田翔太(ソフトバンク)、ランディ・メッセンジャー(阪神)は防御率で見るとそれぞれ5.06、6.08と非常に悪かったにもかかわらずランクイン。今回の評価にかかわる指標ではすべて平均より優れた値を記録している。勝敗や防御率では低評価となったが、自分の責任範囲内ではしっかり役割を果たしていたようだ。
 
 
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