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プロ初ヒットが初ホームラン 過去に輝かしいデビューを果たした選手は?

プロ野球人生の中で記憶に残るであろう初ヒット初ホームラン。昨日のソフトバンクの塚田正義をはじめ、ここ数年では、どんな選手が同様の記録を達成したのだろうか。また過去には、プロ初打席初ホームランという離れ業をやってのけた選手もいる。いくつかの事例を紹介したい。

2015/04/15

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プロ初打席初ホームランを放った選手たち

 プロ初打席で初ホームランを放った選手も紹介したい。輝かしいデビューを飾り、その後名球界入りを果たした選手がいる。

 1人目は駒田徳広。巨人に入団したプロ3年目の1983年4月10日大洋戦で初打席初満塁ホームランという史上初の快挙を成し遂げた。
 この年の駒田の成績は、86試合52安打12本塁打で.286。規定打席に達していないもののホームランは2桁を越している。その後2000本安打を達成して名球界入りした。

生涯成績:2063試合、2006安打、195本塁打、打率.289

 2人目は稲葉篤紀だ。ルーキーイヤーの1995年6月21日広島戦でプロ初出場を果たし、初打席初ホームラン。67試合66安打8本塁打の打率.307は規定打席に達していないものの、チームの日本一に貢献した。この年をはじめ、ヤクルトで日本一3回、2005年に移籍した日本ハムではリーグ優勝4回、日本一1回で優勝請負人とされた。北京五輪やWBCで日の丸を背負い、2012年は2000本安打を達成し名球界入りした。

生涯成績:2213試合、2167安打、261本塁打、打率.286

 現役選手では、ヤクルトの西浦直亨がルーキーイヤーの2014年3月28日開幕戦でスタメン出場し、初打席で初ホームランをマークした。
 また、現在首位の中日でブレイク中の福田永将もその一人だ。2009年7月7日ヤクルト戦で9回に代打で初打席初ホームランを放っている。デビュー当時から将来の和製大砲として期待されていたが、昨シーズンまでホームラン通算4本と伸び悩んでいた。しかし、今季はオープン戦から好調で、森野の怪我でめぐってきたチャンスを見事につかんだ。すでにホームラン3本を放っている。

 外国人助っ人でも昨年シーズン途中でライオンズに入団したメヒアが、5月15日の日本ハム戦で初打席初ホームランを放ち、その勢いのままシーズン34本でホームラン王に輝いた。シーズン途中入団でのタイトル獲得は史上初の快挙であり、今年もライオンズの中軸を担っている。

 そして、ロッテの加藤翔平は2013年5月12日の楽天戦の3回裏に初打席初ホームランを初球で決める鮮烈なデビューを果たした。昨シーズンは98試合に出場し、着々と経験を積んでいる。

 プロ初ヒットや初打席は野球人生でたった一度の機会である。ホームランで飾るその機会は記憶にも記録にも残るにちがいない。

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