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中嶋聡、実働年数29年に更新 実働20年以上を誇る選手は?

華々しいプロ野球の世界でも毎年引退や戦力外通告を受けて現役生活にピリオドを打つ選手がいる。その中で日本ハムの中嶋聡が15日の千葉ロッテ戦に9回から捕手で出場し、実働年数を29年に更新したように、こつこつ積み重ねた努力や経験で長きにわたってプロ野球界の第一線で活躍し続けている選手がいる。いくつかの事例を紹介したい。

2015/04/16

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現役で実働年数を更新し続ける選手たち

 日本ハムの中嶋聡が15日のロッテ戦で9回から捕手で出場し、1987年から続いている実働年数を29年に更新した。これはソフトバンクの工藤公康監督に並ぶ大記録である。中嶋は、1987年に阪急ブレーブスに入団し、同年10月18日南海戦でプロ初出場を果たした。中嶋が在籍していたブレーブスも対戦した南海ホークスも現在は存在しない。中嶋の現役生活の長さを感じることができる。
 2007年から日本ハムでコーチ兼任になり、ここ数年は年に何試合かの出場も、常に試合に出場する準備をしており、日本ハムにとって貴重な存在であることは間違いない。
 
 実働年数29年で歴代タイ記録を持つソフトバンクの工藤公康監督は、西武、ダイエー、巨人、横浜を渡り歩き、在籍した3球団で日本一を成し遂げた優勝請負人だ。今シーズンから古巣にあたるソフトバンクで監督に就任。新監督でありながら連覇を託されている。
 
生涯成績:実働29年、635試合登板、224勝142敗3S
 
 現役投手では、中日の山本昌が昨年まで実働28年。579試合に登板し、219勝165敗5Sの実績を残している。50歳になる今シーズンも現役続行で注目を集めているが、3月3日の教育リーグ登板の際に初球で右膝を痛め戦線離脱したままだ。早期復帰で現在セリーグ首位のチームを勢いづけたいところである。
 
 同じく中日の谷繁元信選手兼任監督も長い実働年数を誇る。今シーズンもすでに試合出場しており、27年に伸ばした。また通算試合出場も歴代2位の2994試合とし、今シーズンもさらに更新し続けることになる。日本一も経験している名実ともにベテラン捕手は、昨年から兼任監督に就任したこともあり、後継者育成を優先させている。今シーズンは監督としての初の優勝へ向けて、チームは首位を快走している。

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