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中嶋聡、実働年数29年に更新 実働20年以上を誇る選手は?

華々しいプロ野球の世界でも毎年引退や戦力外通告を受けて現役生活にピリオドを打つ選手がいる。その中で日本ハムの中嶋聡が15日の千葉ロッテ戦に9回から捕手で出場し、実働年数を29年に更新したように、こつこつ積み重ねた努力や経験で長きにわたってプロ野球界の第一線で活躍し続けている選手がいる。いくつかの事例を紹介したい。

2015/04/16

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野球殿堂入りの名選手も

 すでに現役を引退しているが、実働年数20年以上の選手も少し紹介したい。
 2009年楽天初のクライマックスシリーズ出場に大きく貢献した山崎武司も実働年数25年を誇る。この年の楽天の快進撃は、野村克也監督の下、当時40歳にして本塁打王(43本)と打点王(108打点)の二冠を達成した不動の四番山崎なくしてはあり得なかった。
 
生涯成績:実働25年、2249試合、1834安打、403本塁打、打率.257
 
 山崎武史を楽天不動の四番に指名した野村克也監督は実働年数26年。3017試合出場は歴代1位の記録だ。南海、ロッテ、西武の3球団を現役で、ヤクルト、阪神、シダックス、楽天の4球団で監督を務めリーグ優勝2回、日本一3回を誇り、監督実働年数も24年で、野球殿堂入りも果たしている。
 
生涯成績:実働26年、3017試合、2901安打、657本塁打、打率.277
監督成績:実働24年、3204試合、1565勝1563敗76引き分け
 
 他にも野球殿堂入りしている選手では、3085安打の日本記録を持っている張本勲が23年、70年代後半から80年代の広島カープ黄金時代を築いた衣笠祥雄が23年の実働年数と長く現役を続けている。
 
張本勲
生涯成績:実働23年、2752試合、3085安打、504本塁打、打率.319
 
衣笠祥雄
生涯成績:実働23年、2677試合、2543安打、504本塁打、打率.270
 
 プロ野球選手になった以上、1年でも長く現役を続けたい気持ちは誰もが持っているはずである。しかし、厳しい競争の世界でそれが叶うのはごくわすかの選手であることも事実だ。長くプロ野球の世界に身を置いていることだけでも、偉大な記録といえるのではないだろうか。
 
 
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