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2試合3本塁打の森友哉、「打てるキャッチャー」ホームラン量産体制へ

埼玉西武ライオンズの森友哉が15日、16日の楽天戦2試合で3本塁打を放ち、チームの勝利に貢献した。今シーズン開幕一軍をつかみ、指名打者として全試合に出場していた森にとって待望のホームランとなった。

2015/04/17

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ベースボールチャンネル編集部



目指すは「打てるキャッチャー」

 ルーキーイヤーの昨シーズンは、3試合連続ホームランを含む6本塁打を放ち、大阪桐蔭高時代に甲子園春夏連覇を達成し、高校通算41本塁打でドラフト1位入団した実績に恥じない成績を残した。

 今シーズンはキャンプから一軍に帯同し、順調に開幕一軍に向かっているように思えたが、課題の守備の不安から極度の打撃不振に陥り、キャンプ途中に二軍降格。
 キャンプ前の出陣式で「炭谷さんに追いつき追い越す」と誓ったものの10年目の炭谷との経験や技術の差は歴然だった。
 それでも24日のオープン戦後に一軍昇格が決まり初の開幕一軍をつかんだ。

 開幕から6番指名打者として全試合に出場しているものの、マスクを被るチャンスはまだ巡ってこない。
 炭谷が正捕手として存在する以上、森の役目はしばらくその打撃でチームに貢献することが求められるだろう。しかし、貴重な「打てるキャッチャー」に球団の未来を託さずにはいられない。

 過去にも数少ない「打てるキャッチャー」へ。7年ぶりのリーグ優勝に向けて、森の攻守の活躍が大きく影響するのは確かだ。
 苦労してつかんだ開幕一軍。2試合3本塁打を足がかりに、まずはバットでチームに貢献していく。

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