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【8月月間MVP】月間12本塁打と爆発した西武・中村が3年ぶり受賞 セはフランスア、ビシエドの助っ人2選手

2018/09/11

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Kana Yamagishi



 日本プロ野球機構(NPB)は11日、8月度の「日本生命月間MVP賞」を発表。パシフィック・リーグの打者部門では、埼玉西武ライオンズの中村剛也内野手が2015年7月以来3年ぶりに受賞した。
 
 パ・リーグの打者部門で、西武の中村が2015年7月以来自身2度目の受賞を果たした。中村は、8月にチームの全26試合に先発出場し、12本塁打、68塁打、長打率.747がリーグトップ、26打点がリーグトップタイだった。
 
 また24試合で出塁し、6本の殊勲安打(先制打1、同点打4、逆転打1)を放ち、4日の北海道日本ハムファイターズ戦から10日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦にかけてはリーグタイ記録となる6試合連続本塁打を記録した。
 
 中村は受賞について「嬉しかった」と話し、自己新記録となった月間12本塁打に対しては「本塁打を打ちたいと思っている。これからもまだまだ打ちたい。誰にも負けないように打ちたい」と主砲としての強い意気込みを語っている。
 
 今季前半を「しんどかった」と振り返り、途中でバットを変えるなど試行錯誤も重ねた。「単純に結果が出なかった。試合に出られない時もあったが、思い切って変えてみて良かった」と話すように、夏場に入って徐々に復調。「なんとか後半ぼちぼちできている。この感じでシーズン最後までやりたい」とチームの優勝へ向けて頼もしいコメントを残した。
 
 なお、同リーグの投手部門では福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大投手が初受賞。4試合に先発登板して防御率0.86の好成績を残し、奪三振37と4勝はともにリーグトップだった。
 
 セントラル・リーグの投手部門では、広島東洋カープのヘロニモ・フランスア投手が初の受賞。18試合に登板し、防御率0.51でリリーフ陣を支えて10ホールドを記録した。今年3月まで練習生だった苦労人が、3年連続リーグ優勝を目前としたチームで、欠かせない存在となっている。
 
 同リーグの打者部門は、中日ドラゴンズのダヤン・ビシエド内野手が3度目の受賞を果たした。主砲のビシエドは26試合に出場してセ・リーグ新記録となる月間47安打を放つ大活躍で、リーグトップの打率.465をマーク。月間8度の猛打賞もプロ野球タイ記録という快挙だった。



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