三つ巴のパ・リーグ首位攻防の行方は。“優勝争い第1ラウンド”の連戦、きょう幕開け
混戦を極めるパ・リーグのペナントレース。各チームは20試合前後を残し、シーズンは佳境に入る。上位3チームは、5.5ゲーム差内で優勝を争っている。きょう14日から“優勝争い第1ラウンド”とも言える勝負の連戦が始まる。順位に変動はあるのか。
2018/09/14
西武・辻監督が語る順位争い「首位にいるしんどさが選手を大きくする」
西武は最も試合が多い9連戦となるが、6試合がホーム、さらに1カードは関東圏内での開催でプラス要素が多い。ソフトバンクは6連戦と3チームの中では試合が少ないが、すべてビジター。それぞれ良い面、悪い面を抱えている。
「2位に落ちるときもあるかもしれないし、シーズンはどうなるか分からない。そうなっても、143試合が終わったときに、上にいればいい。ソフトバンクや日本ハムに比べて経験の少ないうちのチームが首位にいるしんどさを経験していることが選手を大きくしてくれる。そう思っているよ」
西武・辻発彦監督は以前、そう語っていた。
きょうからの連戦でシーズンのすべてが決まるわけではない。まだ“優勝争い第1ラウンド”という位置付けかもしれない。
だから、辻監督は自分たちから動くことなくエースのローテーションを変えなかったのだろう。この連戦を終えて、どういう動きになるのか。
“優勝争い第1ラウンド”――。さて、パ・リーグのペナントレースの趨勢は変わるだろうか。
氏原英明