西武、粘り見せるも逆転負けで本拠地V叶わず 先発・今井は指負傷しながら6回2失点
2018/09/29
Kana Yamagishi
12連勝でリーグ優勝マジックを「1」としている埼玉西武ライオンズが29日、メットライフドームでの福岡ソフトバンクホークス戦に惜敗し、本拠地での優勝決定はならなかった。
本拠地最終戦で優勝を決めたい西武は3回、1死二、三塁のチャンスで浅村栄斗内野手の遊ゴロの間に1点を先制。しかし、投球中に右手の指を負傷した先発の今井達也投手が、4回に2死二塁から松田宣浩内野手に第29号2ラン本塁打を浴びて1-2と逆転を許す。
それでも、速球を中心に力強い投球を続ける今井は5回~6回を2イニング連続で3者凡退に打ち取り、6回115球を投げ抜いて被安打4、与四球4、奪三振4、失点2でリリーフに後のマウンドを託した。
西武2番手の増田達至投手は、7回に1死から松田宣に2打席連発となる第30号ソロ本塁打を浴びて1-3とリードを広げられる苦しい展開に。徐々に追い詰められていく西武は8回、2死から一、二塁と一発逆転のチャンスを作るも、中村剛也内野手がソフトバンク2番手の加治屋蓮投手に遊ゴロに抑えられ無得点に終わった。
続く9回は、森唯斗投手の前に2死から金子侑司外野手が右前安打で粘りを見せたが、最後は秋山翔吾外野手が遊飛に打ち取られ試合終了。西武は1-3で競り負け、優勝を決めることはできなかった。