西武、10年ぶり22回目のリーグ優勝! 日本ハムに敗れるも、2位ソフトバンクも敗れ決定
2018/09/30
10年ぶりのリーグ優勝マジックを「1」としていた埼玉西武ライオンズは30日、札幌ドームでの北海道日本ハムファイターズ戦で敗戦。しかし、2位の福岡ソフトバンクホークスが敗れたため、10年ぶり22回目のリーグ優勝を果たした。
前日に本拠地メットライフドームで優勝を決めることができなかった西武は、先発のブライアン・ウルフ投手が3回に近藤健介捕手の内野安打と味方エラーが絡む間に1点の先制を許すと、4回にも無死満塁から併殺を取る間にさらに1失点しリードを広げられる。
打線が相手先発の杉浦稔大投手の前に5回まで3安打無得点と苦戦する中、ウルフは続く5回に大田泰示外野手のタイムリー二塁打を浴び、さらに1死満塁とピンチを背負ったところで降板。後を受けた野田昇吾投手は、清宮幸太郎内野手を二ゴロに打ち取るものの、その間に三塁走者が生還し0-4とされた。
しかし6回、西武は日本ハム2番手の井口和朋投手から1死一、三塁のチャンスを作ると、栗山巧外野手の犠飛で1点を返す。なおも2死一塁で中村剛也内野手が打席を迎えたが、中村は右飛に倒れて追加点とはならなかった。
一方の日本ハムは、2死二塁の場面で4番手として今季限りで引退する石井裕也投手が登板。石井は、高校の後輩(横浜商工、現・横浜創学館)である秋山翔吾外野手を左飛に打ち取って無失点で切り抜け、本拠地ファンから大きな歓声と拍手を送られた。
西武は、3番手の十亀剣投手と4番手の伊藤翔投手がいずれも無失点に抑える好投を見せるも、打線がその波に乗れず。8回には2本の安打で1死一、二塁をチャンスを作ったが後続が2者連続で打ち取られ無得点に終わる。
そして3点差のまま迎えた9回も、石川直也投手の前に無得点に抑えられ1-4で敗戦を喫した。しかし、同時刻に行われていた2位の福岡ソフトバンクホークスと千葉ロッテマリーンズの試合でソフトバンクが1-9で敗れたため、西武の10年ぶり22回目のリーグ優勝が決まった。