西武・辻監督が続投、2年契約を発表 来季日本一へ、投手力立て直し急務「さらに精進していきたい」
2018/10/21
Kana Yamagishi
埼玉西武ライオンズは21日、辻発彦監督の来季続投を発表した。契約期間は2年。
今季、10年ぶりのリーグ優勝を果たした西武。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで2位・福岡ソフトバンクホークスに敗退したこの日、球団が続投を要請し、辻監督が受諾した。
日本シリーズ進出を逃しはしたが、指揮官は就任1年目の昨季にチームを4年ぶりAクラスに導き、今季は開幕から首位を一度も譲らずにリーグ王者に輝いた。短期間でチームを立て直した手腕を買い、球団は複数年契約を提示。居郷肇社長は「長きにわたって選手の育成とチーム作りに専念いただきたい」と期待を寄せた。
辻監督は「昨年2位、今年はリーグ優勝できた。選手は成長してきている感じがするので楽しみです」と話し、これまでの指揮官が単年契約だったこともあり、「2年という期間を与えていただいた。期待されてるんだなと思ってさらに精進していきたい」と表情を引き締めた。
この日、試合後に行われた最終戦セレモニーで涙を流し、CSに敗れた悔しさをあらわにした辻監督。来季の目標は日本一を掲げ、「急務は投手力の立て直し」と課題を挙げ、早くも来季を見据えた。
また、球団の鈴木葉留彦本部長の任期満了に伴う12月31日付の退職も発表。2019年1月1日付で飯田光男常務取締役が常務取締役球団本部長、渡辺久信シニアディレクター兼編成部長が球団本部ゼネラルマネジャーに就く。