ロッテ・井口監督、藤原は「30-30」狙える! 規定打席到達は1人…手薄な外野陣に光明
2018/10/25
Kana Yamagishi
2018年プロ野球ドラフト会議は25日、東京都内で行われ、大阪桐蔭高の藤原恭大外野手は3球団競合の末、千葉ロッテマリーンズが交渉権を獲得した。井口資仁監督が喜びを語っている。
大阪桐蔭で根尾昂内野手らとともに春夏連覇を達成した藤原は、楽天、阪神、ロッテの3球団から1位指名を受け、競合の末にロッテが交渉権を獲得した。
壇上に上がった3人の内、最後に「当たりクジ」を引いた井口監督は「余り物には福がありました。藤原は30(本塁打)-30(盗塁)を達成できる選手」と喜びのコメント。そして「(3球団競合は)予想通りで、3分の1だったから気軽に引くことができた」と30%余りの可能性にも冷静だったという。
ロッテの外野陣は、角中勝也、荻野貴司らベテラン選手に加え、昨年ドラフト4位で入団した菅野剛士、昨季途中加入した岡大海らがいるが、今季規定打席を満たしているのは角中(打率.265)のみ。藤原が入団となれば、来春のキャンプ次第ではレギュラー奪取も狙える。
指揮官は「将来的には1、3番を打てる。できるだけ早く1軍に上がって、ミスターマリーンズになれるよう頑張ってほしい」と“近い未来”を見据えて大きな期待を寄せていた。