パは、中村剛也(西武)、セは石川雄洋(DeNA) 【BBC編集部が選ぶ、NPB週間MVP第4週(4/20-4/26)】
日々データ系のコラムを配信しているベースボールチャンネルでは、今季開幕から毎週セ・パ両リーグ、投打のMVPを独自にあげていく。数値からはすべてとは言えないが、現在のチーム状況が見えてくる。また今後の展望にも、ぜひ参考にしていただければうれしい。原則として月曜日に発表する。2カード6試合ごとで今回は、4月20日から26日までの集計とする。
2015/04/27
連敗脱出のDeNAが盛り返す
4月20日から26日までのNPB週間MVP。まずはチーム成績から見てみよう。
パリーグは、西武が快調だ。オリックスも前週に続き勝ち越している。ロッテの元気がない。
セリーグは、前週勝ちがなかったDeNAが復活。起伏が大きいところが難点だ。広島は黒田博樹で勝った1勝だけで最下位から脱出できていない。
不振の李大浩が復調
次に打撃成績のランキングだ。
安打、長打、三振、四死球、盗塁、犠打犠飛などの要素を加味したオフェンスの総合指標であるRC(Run Create)順。赤字はリーグ最高。RC10傑と各部門の最高記録を持った選手。RCは1試合1を超えればトップクラスと言える。
パリーグは西武の中村剛也が、2本塁打3二塁打で10打点、主砲の働きがチームを盛り上げた。オリックスの坂口は打率5割で復調気味のチームを盛り立てている。
開幕以来不振だった李大浩が3本塁打と復調。ソフトバンク勢は3人がランクインしている。
盗塁は低打率ながら楽天の福田が2盗塁を決めている。
DeNA打線が変わらず好調
続いてセリーグを見てみよう。
DeNA勢が、1、2位を独占し、石川は最多安打と首位打者だ。さらに石川は他に2四死球でどんな形でも出塁する姿勢を見せている。梶谷は盗塁王となった。この2人は特にシーズン中に幾度か、打ち始めると止まらない「確変」選手だ。チームメイトの筒香が低打率ながら打点王になったのは、この2人が多く出塁したことが大きい。
前週に抜擢された巨人の橋本が引き続き好調。ヤクルトの畠山は3本塁打を放っている。
野手のMVPは、パが西武の中村剛也、セがDeNAの石川雄洋としたい。