巨人・菅野、史上5人目の2年連続沢村賞 基準全7項目クリアでの受賞は11年マー君以来
2018/10/30
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読売ジャイアンツの菅野智之投手が29日、2年連続2度目となる「沢村賞」に選出された。2年連続の受賞はプロ野球史上5人目となる。
日本プロ野球で投手最高の栄誉である「沢村栄治賞」の選考基準は(1) 25登板以上(2) 15勝以上(3) 勝率6割以上(4) 200イニング以上(5) 10完投以上(6) 防御率2.50以下(7) 150奪三振以上の7項目がある。
昨今、先発・中継ぎ・抑えの投手分業が確立しているため、投球回と完投の基準をクリアすることは困難となった。その配慮として今季から、クオリティスタート(QS)の達成率も補足基準として加えられた。このQSは「沢村賞」独自の基準で、「7回以上自責点3以内の試合」とされている。
だが今季の菅野は、28試合202回を投げ、15勝8敗、10完投8完封、200奪三振、防御率2.14、勝率.652で従来の7項目をすべてクリア。2項目未達成での受賞となった昨季よりもさらにレベルアップした成績をたたき出した。全項目クリアでの受賞は2011年の当時東北楽天ゴールデンイーグルスに在籍した田中将大投手以来となった。