ソフトB、日本S本拠地11連勝! 工藤監督「負けるわけにはいかない」脱帽しファンに感謝
2018/10/31
投打かみ合い快勝!初回に失点許さず「よし、いける!」
「SMBC日本シリーズ2018」第4戦は31日、ヤフオクドームで行われ、福岡ソフトバンクホークスが4-1で広島東洋カープを下し、シリーズ対戦成績を2勝1敗1分けとして今シリーズ初めて白星を先行させた。
ホームの大声援を背に受けたソフトバンクが、投げては先発・東浜巨投手の5回1失点の好投とリリーフ陣の無安打リレー、打っては上林誠知外野手とアルフレド・デスパイネ外野手が本塁打を放つなど投打がかみ合い快勝。日本シリーズの本拠地での連勝を「11」に伸ばし、今シリーズ対戦成績を2勝1敗1分けとした。
試合後、工藤公康監督はインタビューで、まず「ヤフオクドームで負けるわけにはいかない。これだけたくさんのファンの皆さんが見に来ていただいている中で、日本シリーズというゲームができるのも幸せだが、ここで多くのファンの皆さんに見守られて野球ができるという幸せを噛み締めながら今日も勝つことができて、本当にありがとうございます」と球場へ詰めかけたファンに感謝。日本シリーズでの本拠地での11連勝を伝えられると、「ファンの皆さんのおかげです」と帽子を取って一礼した。
試合に関しては、「先制点を取られると、どうしても相手のペースになってしまうが、しっかりと素晴らしいチームプレーでホームアウトにして、あそこで『よし、いける!』と言うふうに思った」と初回1死一塁から丸佳浩外野手に二塁打を浴びながらも失点を防いだプレーを絶賛。そして、その流れで「上林が見事な本塁打を打ってくれて、先制できたというのが非常に大きかった」と語った。
4回には追加点となるデスパイネの貴重なソロ本塁打。広島バッテリーに揺さぶられながらも飛び出した一発に「この球来たら絶対逃さないぞという本塁打だったので、ナイスホームランだったと思う」と試合の流れをさらに大きく引き寄せた得点を振り返った。
そして、前日に打ち込まれたリリーフ陣が無安打と圧倒的な投球を見せ、勝利を決めた。指揮官は「東浜が素晴らしい投球をしてくれて、リリーフ陣が頑張ってくれてるおかげで、野手が少しずつでも点を取ればどんどん勝ちに結びついていく。クライマックスの最後からリリーフ陣には本当に感謝しっぱなし」と労いの言葉を送った。
あす勝てば2年連続の日本シリーズ制覇へ王手。しかし、工藤監督の目には気の緩みは見られず「(王手にしたい気持ちは)山々だが、とにかく明日の試合だけを考えて戦いたい」と気持ちを込めた。