ソフトバンクが五十嵐、摂津ら8選手に戦力外通告 日本シリーズ連覇から一夜明け
2018/11/04
寺原、吉村ら実績あるベテランにも通告
2年連続で日本シリーズを制した福岡ソフトバンクホークスは4日、球団公式サイトにて五十嵐亮太投手、摂津正投手、寺原隼人投手ら8選手と来季契約を結ばないことを発表した。
この日球団から戦力外通告を受けたのは、五十嵐亮太投手、摂津正投手、寺原隼人投手、笠原大芽投手、張本優大捕手、茶谷健太内野手、吉村裕基外野手、城所龍磨外野手の8人。
39歳の五十嵐は、敬愛学園高から1997年にドラフト2位でヤクルトスワローズに指名され入団。主にクローザー、セットアップマンとして活躍し、2010年にメジャーリーグに挑戦。ニューヨーク・メッツなど3球団に在籍し、2013年からソフトバンクに移籍して4年ぶりに日本球界復帰した。今季は23試合の登板で0勝1敗、防御率4.50の成績を残し、日本での通算記録は777試合に登板し60勝38敗、防御率2.93だった。
36歳の摂津は、秋田経法大付高(現・明桜高)から2008年にドラフト5位でソフトバンクに指名され入団。当初は中継ぎとして活躍し、2009年に新人王を獲得すると、翌2010年には最優秀中継ぎ投手に輝いた。2011年からは先発に転向し、2012年には17勝を挙げ最多勝と最高勝率(.773)のタイトルを獲得。自身初の沢村賞の栄誉も得た。今季は7試合に登板し2勝4敗、防御率5.16。通算成績は282試合に登板し79勝49敗、防御率2.98だった。
前日には2年連続で日本シリーズを制したソフトバンク。しかし一夜明け、実績を残したベテラン選手をはじめ8人もの選手にプロの厳しい現実が突き付けられた。