自前助っ人が活躍したセ・リーグ、本塁打王も誕生。外国人選手の今季成績は?
2018/11/22
大誤算のロサリオ、昨季活躍のリリーフ陣崩壊
<阪神タイガース>
▽投手
マルコス・マテオ
17試合、14回2/3、0勝1敗4H、13奪三振、12四死球、防御率6.75、Whip2.05
ディエゴ・モレノ
8試合、6回2/3、0勝0敗3H、6奪三振、3四球、防御率2.70、Whip1.65
ランディ・メッセンジャー
28試合、173回2/3、11勝7敗、149奪三振、62四死球、防御率3.63、Whip1.26
ラファエル・ドリス
55試合、53回2/3、1勝7敗32S4H、56奪三振、19四死球、防御率2.85、Whip1.25
▽野手
ウィリン・ロサリオ
75試合、打率.242、8本塁打、40打点、OPS.659
エフレン・ナバーロ
66試合、打率.276、3本塁打、25打点、OPS.716
最下位に沈んだ今季は、中日とは対照的に助っ人不作の年だった。開幕4番に座ったロサリオが大誤算。得点圏打率.217と打線のブレーキになった。途中加入のナバーロはアベレージタイプで、打率.276とまずまずの成績。ただ、3本塁打は主砲を求めるチームにとって物足りない数字となった。
投手陣は、昨年盤石だったリリーフ陣が崩壊。昨季最優秀中継ぎに輝いたマテオが開幕から不振に陥る。5月の広島戦では3者連続押し出しを記録するなど制球に苦しみ、同月27日に右肩痛で登録を抹消された。昨季最多セーブのドリスも試合を決める一打を献上する場面が目立ち、1勝7敗と負けが先行した。
チーム唯一の助っ人の光は、来日9年目となったメッセンジャーだ。3年連続7度目の2桁勝利でチームをけん引。近年は球威の衰えが見られたが、今季は変化球を上手く使った投球で打者を翻ろうした。来季から外国人枠を外れる阪神一筋の男が、10年目のシーズンもエースとしてチームを上位に導くことが期待される。