【日米野球】MLBオールスターが会見 松井秀喜氏、一塁ベースコーチに不安「やったことない」
2018/11/07
Kana Yamagishi
2018日米野球が8日、いよいよ開幕する。MLBオールスターチームは読売ジャイアンツとのエキシビションゲーム(東京ドーム)を皮切りに、9日からは侍ジャパントップチームと6試合を交える。
開幕を前にMLBオールスターチームのドン・マッティングリー監督、松井秀喜ベースコーチ、ヤディアー・モリーナ捕手(セントルイス・カージナルス)、ミッチ・ハニガー外野手(シアトル・マリナーズ)が7日、東京都内で記者会見した。
マッティングリー監督は「楽しみにしてきた。選手も素晴らしい面々がそろっている。ここにいるモリーナ、ハニガーに加え、(ロナルド)アクーニャ、(フアン)ソトら成績を残した若手を集めて強豪である日本チームに臨むということなので、良いプレーが見られると思う」と日本での7戦を見据えた。
松井コーチは「またヤンキースのユニホーム着て日本に来られるというのは素晴らしい経験だな」と一言。さらに「ファーストベースコーチやったことないんで非常に心配」と笑いを誘い、「日本の野球をグラウンドで見るの久しぶりなので、良い戦いになるのを楽しみにしている」と語った。
来日を楽しみにしていたというモリーナは「高まった気持ちでいる。いい試合ができることを期待している」と話し、ハニガーは「(チームメイトの)イチロー、岩隈と交流し、日本に優れた選手がいることは知っている。彼らのような優れたプレーヤーを擁する侍ジャパンと対戦するの楽しみ」と意気込んだ。
MLB屈指の強肩モリーナ、今季ブレイクを果たしたアクーニャ、ソトらが名を連ねるオールスターチーム。指揮官は「野手は素晴らしい選手がそろってる。打線組むのも簡単。若手の中でも活躍を期待できる選手がたくさんいる。そこにモリーナのようなベテランが加わって、いいミックスになる」と自信をのぞかせた。
日本の野球について「監督やコーチ時代は、ニューヨークで松井、マイアミでイチローと時を過ごした。彼らがどれだけの努力を重ねて、野球に臨んでいるか間近で見ることができた。心構えや姿勢、基礎がしっかりしているところはいい影響を与えてくれている」と印象を語る。
さらにコーチとして脇を固める松井氏に対し、「常に素晴らしい存在。コーチとして迎えられることを光栄に思っている」と話した。
MLBオールスターチームは8日、エキシビションゲームとして巨人と対戦。侍ジャパンとは9日から東京、広島、名古屋で6試合を行う。