【日米野球】松井秀喜氏、ユーモアたっぷり記者会見 Gファンからのブーイング心配? 侍Jの注目は“弟子”岡本
2018/11/07
Kana Yamagishi
2018日米野球を前にMLBオールスターチームが7日、東京都内で記者会見した。ベースコーチを務める松井秀喜氏はユーモアたっぷりに試合前の心境を語った。
背番号「55」のニューヨーク・ヤンキースのユニホーム姿で登場した松井氏。開口一番に「日本語でいい?」と会場の笑いを誘った。MLBオールスターチームのコーチはヤンキース時代の監督であるジョー・トーリ氏に打診されたと就任の経緯を明かし、「昔、よくレストランでごちそうになって断れなかった」と冗談交じりで話した。
自身も1996年に日米野球に出場した経験を持つ松井氏。当時、ペドロ・マルティネス氏、バリー・ボンズ氏らが来日し、「超一流選手と対戦できるのは、日本の選手にとってとてつもない喜びで楽しみだった。いまでも変わってないと思う」と振り返り、「日本の選手も明日からそういう気持ちでプレーするんじゃないかな」と話した。「ファンの方もメジャーリーグを日本で見れるチャンス。日本の野球、ファンにとっても大きな意義がある」とした。
MLB側の注目選手として、強肩ヤディアー・モリーナ捕手、期待の若手ロナルド・アクーニャJr.やフアン・ソト、ミッチ・ハニガーら野手陣を挙げ、「日本のファンに楽しみにしてほしい」と話した。侍ジャパンでは古巣・読売ジャイアンツの岡本和真内野手に注目。春季キャンプで打撃指導したこともあり、「素晴らしいシーズンを送った。この半年で何が起こったのか楽しみ」と成長に期待した。
8日のエキシビションゲームの舞台は東京ドームで古巣・巨人との一戦。ヤンキースのユニホーム姿でかつての本拠地に足を踏み入れるのは「不思議な感じ」と語る。14年前はヤンキースの選手としてMLB開幕戦を東京ドームで迎えた。今回はコーチとして帰ってくる。「コーチの立場なのでチームのサポート役に徹したい。個人的にはこの機会を大切にしたい」とし、「心配なのはジャイアンツファンからブーイング来ないか。それだけを心配している」と最後までリップサービスたっぷりだった。