【日米野球】MLBオールスター・前田健太、広島での投球心待ち「出場決断した理由の1つ」
2018/11/11
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大瀬良との投げ合いへ「胸を借りるつもり」
「2018日米野球」のMLBオールスターに選出されたロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手が11日、会見で久しぶりの日本のマウンドでの投球へ向けて意欲を語った。
前田は今季レギュラーシーズンで8勝10敗、防御率3.81の成績を残し、ドジャースのナショナル・リーグ西地区6連覇に貢献。ポストシーズンではリリーフを任されて2年連続リーグ優勝に導いた。
今回の日米野球は、13日に広島東洋カープの本拠地マツダスタジアム(広島)でも開催される。かつて広島でエースとして活躍した前田は、「広島で試合があるというのは今回出場する中で決断の理由の1つになった」とコメント。「米国で3年目のシーズンが終わったので、成長した姿を見せられるように投げたい」と日本のファンの前での投球に意欲を見せた。
ここ2戦は日本代表「侍ジャパン」が連勝中。中でも柳田悠岐外野手、秋山翔吾外野手、山田哲人内野手への対策を問われると「3人は本当に良いバッターだと思うので、凄く抑えるのが大変。(チームメイトへの)アドバイスは僕も分からないので、登板までにしっかり弱点を見つけたい」と話した。
ワールドシリーズ後も、キャッチボールなどでしっかり体を動かし調整してきたと言い、13日のマツダスタジアムでの登板へ向けてこの日もブルペンで投球。広島でチームメイトだった今季セントラル・リーグ最多勝(15勝)の大瀬良大地投手と投げ合うことも予想されるが、「僕は胸を借りるつもりで頑張りたい。本当に慕ってくれた後輩で、こうやってマツダスタジアムで投げ合う日が来ると思ってなかった。僕自身本当に楽しみ」と新旧エース対決を心待ちにしていた。
取材・氏原英明、文・ベースボールチャンネル編集部