パMVPの西武・山川、練習量が裏付けた本塁打の自信。来季はさらなる高みへ「50発以上を」
2018/11/28
埼玉西武ライオンズの山川穂高内野手が27日、東京都内で行われた「NPB AWARDS 2018 supported by リポビタンD」で、今季のパ・リーグ最優秀選手賞(MVP)に輝いた。球団としては12人目、14度目の受賞となる。
今季、10年ぶりのリーグ優勝を果たした西武。開幕から首位を譲らず、“山賊打線”が圧倒的な攻撃力を発揮した。山川は4番として打線を支え、プロ5年目でMVPを手にした。
山川は受賞後の記者会見で、「びっくりしてます」と驚くとともに満面の笑みを浮かべた。今季は自身キャリア初の全143試合に出場し、強力打線を支えた。
「出続けられたことが一番。それを大事にしていた。出たり、出なかったり、けがしたり、体痛めたりしなかったことが一番」と充実感をにじませた。
フルスイング、本塁打へ強いこだわりを見せていた山賊打線の主砲。今季はキャリアハイの47本塁打、124打点をマークした。本塁打王の称号を手にし、打点は浅村栄斗に次ぐリーグ2位だった。「打ち続けないと試合に出れない。手を抜いた打席はなかった」と全力で臨んだ1年を振り返った。
今季はとにかく練習した1年だったと自負し、「来年は練習を倍近くやってホームラン50発以上を目指していきたい」とさらなる高みを目指す。「日本一になれなかったことがすごい悔しい。来年、達成できるようにもっともっと引っ張っていきたい」と力強く語った。
文・取材:山岸佳奈