巨人へ炭谷がFA移籍、人的補償は誰に? プロテクト名簿28人を予想
2018/11/30
捕手
炭谷の放出で、捕手層が薄くなったが、西武には森友哉、岡田雅利ら、若く打撃力のある選手が揃っている。炭谷も出場機会を求めてFA行使したため、人的補償で捕手を指名する可能性は低いだろう。
主力の小林誠司、今季83試合に出場しパンチ力を見せつけた大城卓三、ドラフト2位ルーキー岸田行倫をプロテクトした。昨季、4本塁打を放ち打てる捕手として期待された宇佐見真吾は、今季数字を落とし、西武のニーズとも合わないため選外とした。
内野手
西武は、浅村栄斗が移籍することもあり、二塁手が手薄となることが予想される。一塁手・山川穂高、遊撃手・源田壮亮は固定であるとして、三塁は中村剛也とユーティリティ外崎修汰が守る。
外崎が二塁を守ることも考えられるが、他ポジションとの兼ね合いで、流動的な起用は避けられないだろう。今季142試合で二塁を守った浅村の不在は大きく、今オフは即戦力の二塁手獲りも予想される。
だが、巨人も二塁手起用には苦心しており、今季は9人がポジションに就くなど、突出した選手は不在で、内野手指名の可能性も低いだろう。
主力の坂本勇人、岡本和真は優先的にプロテクト。今季71試合で二塁を守った吉川尚輝と58試合で守った田中俊太は、将来的の巨人を背負う期待の若手だ。大卒ルーキーの北村拓己は、今季ファームで109試合に出場し、打率.270をマークしている。
阿部慎之助は、チームの顔として長年巨人を引っ張ってきた功労者であり、球団には欠かせない存在である。だが、今季は95試合に出場し、11本塁打。勝負強さは折り紙つきだが、一塁、捕手、DHの戦力が充実している西武相手であれば、プロテクトから外すことも可能だと思われる。
外野手
西武の外野は、秋山翔吾、金子侑司、ベテラン栗山巧、ユーティリティ外崎。木村文紀や斉藤彰吾ら中堅選手も揃っており、獲得するとすれば、一芸に秀でた若手を指名したいところだ。
巨人は主力の、陽岱鋼、長野久義に加え、今季打率.281をマークした重信慎之介、ファームのタイトルホルダーである石川慎吾と和田恋をプロテクト。また、「2018日米野球」エキシビションゲームで大活躍し、原監督が絶賛した松原聖弥も選出した。亀井善行は、今季主力として活躍したが、年齢を考慮して選外とした。