元中日・バルデス、ドミニカWLで史上4人目の通算500奪三振 衰えしらずの41歳
2018/12/06
中日ドラゴンズで、2015年~17年にかけてプレーしたキューバ人左腕ラウル・バルデス投手は、41歳になった今も元気にプレー中だ。ドミニカ共和国紙『ディアリオ・リブレ』が4日(日本時間5日)、同国のウインターリーグでプレーしている彼を特集する記事を配信した。
トロス・デル・エステに所属するバルデスは、現地2日の試合で先発登板し、ドミニカウインターリーグ史上4人目となる通算500奪三振を達成した。同国のウインターリーグに参戦して15シーズン目となるバルデスは、既に外国出身投手としての通算勝利数でトップに立つなど多くの記録を打ち立てている。
41歳となった今でも一線でプレーし続けていることについて「いい準備が重要だ。特にシーズン前だ。フィジカル的にいい準備ができれば、シーズンに入ってもうまく行くものだ。私はよく走るし、ジムワークも行う。シーズン前は砂浜で走っているよ」とバルデスは語っている。
今年はメキシコリーグのサラペーロス・デ・サルティージョでプレーし、チームの勝ち頭となる7勝をマーク。現在もトロスのローテーションの柱として、投球回数と奪三振の両部門でリーグトップと奮闘中だ。
インタビュー内では、6度目の挑戦で、キューバからドミニカ共和国へと亡命に成功したという苦労話も披露したバルデス。現在はフリーエージェント(FA)で、来季の所属チームは未定ということだ。衰えしらずのタフネス左腕は、まだまだ日本のファンにもニュースを提供してくれそうだ。
高橋康光